香港証券取引所は4月26日に第一四半期の決算を発表し、株主帰属の純利益は2022年第一四半期を28%、2022年第四四半期を14%上回る34.08億香港ドル(約581億円)であった。
2023年第一四半期は、収入およびその他収益、純利益が2021年第一四半期に次ぐ数字となった。
収入およびその他収益は、前年同期より19%増、2022年第四四半期より7%増の55.58億香港ドル(約947億円)であった。
香港取引所の最高経営責任者であるニコラス・アグジン氏は、「今年は好スタートを切り、2023年第一四半期の業績は四半期決算として歴代上位であった。経済の下押しでグローバル市場の取引高が落ち込む中、デリバティブ商品が増えていった。またこの期間中、『ハイテク企業向け』上場体制の実施や、上海・深セン各取引所との相互接続の拡充や取引実施日の改善といった重要な取り組みを発表したほか、新たな上場会社や商品を数多く迎えた。人材の育成や事業の遂行、市場の発展で引き続き入念な投資をし、世界の金融センターとして主要インフラの競争力を引き上げていく」と述べている。
(中国経済新聞)