カナダのジャン=イブ・デュクロ(Jean-Yves Duclos)保健大臣は現地時間3月16日の記者会見で、カナダ東部時間3月17日0時01分から、中国発の航空便の搭乗者に対する出発前の新型コロナウイルス検査結果の提出義務を廃止すると発表した。
中国からの入国規制の廃止はアメリカに次ぐ例となる。
アメリカは先週土曜日の3月18日に、中国人の入国時にPCR陰性報告の提出は不要と公式発表した。ただし、アメリカもカナダも中国に入国する際のPCR報告義務は廃止していない。
現在、中国からの渡航者に対する入国規制はほとんどの国で廃止されているが、イギリス、ネパール、タジキスタンはPCR陰性報告が必要であり、またイギリス、ドイツ、オーストラリアは中国入国の際もPCR陰性報告が必要である。
日本は3月1日から、到着時の検査を全員でなく一部のみにして結果待ちも不要とし、航空会社に対して中国便の増便を認めるなど、中国に対する入国規制を緩和している。ただし、入国時および中国渡航の際のPCR陰性報告は必要とされている。
(中国経済新聞)