香港政府の李家超行政長官は2日、中国本土と香港間の人的往来を全面再開すると発表した。それに伴い、1日あたりの往来人数の上限や事前のPCR検査が不要となり、ワクチン未接種者に対する入境規制も撤廃される。
また香港政府は、新型コロナウイルスにより落ち込んでいた観光業を活性化するため「Hello Hong Kong（ハロー香港）」キャンペーンを実施し、その一環として20億香港ドル（約327億円）相当にあたる香港行き往復航空券50万枚を無料で配布すると決定した。対象は、香港へ訪れたいと思う世界の人で、その他にもレストラン、ホテル、観光地で使えるクーポンを少なくとも100万枚配布する。
香港空港管理局によると、航空券は香港に拠点を置くキャセイパシフィック航空、香港エクスプレス、香港航空を通じて3月1日から東南アジアを対象に配布を開始。その後、中国本土や日本、韓国にも拡大される予定だ。
（中国経済新聞）