中国のゲーム産業研究院が7月21日に発表した「2022年1-6月中国ゲーム産業報告」によると、今年上半期、業界は売上、ユーザー数とも低下している。
2022年1-6月における中国のゲーム業界の売上高は前年同期比1.8%減の1477億元(約3兆円)で、7年間続いていた成長がストップした。
さらに、ゲームのユーザーの数は同じく0.13%減って6.66億人であり、これも7年ぶりの下落となっている。
ユーザーの数については2019年から伸び幅が落ちており、それまで二桁成長だったが2年連続で2%に満たない状態となっていた。またピークは2021年の春節期間中で、6.67億人近くに達していた。
この報告では、コロナの影響で経済成長が鈍化しており、消費意欲が薄まってゲームなどエンタメ関連への支出額も減りつつあると見ている。また今年上半期は、目玉となる新種のゲームが現れず、消費を掘り起こせなかったという。
(中国経済新聞)