ファーウェイ独自の「HarmonyOS3」が登場

2022/07/20 17:10

華為(ファーウェイ)技術有限公司傘下の華為終端有限公司は18日、公式微博(ウェイボー)の中で、基本ソフト(OS)「鴻蒙(Harmony、ハーモニー)」の最新版「HarmonyOS3」の発表の日付を7月27日に決定したと明らかにした。

華為独自のモバイル端末にも対応可能な独自開発の基本ソフト「HarmonyOS3」は、昨年の開発者向けプレビュー版の発表から9ヶ月を経て、やっと登場した。「HarmonyOS3」を搭載した初のスマートディスプレイも同時に発売されるという。

関係者は「『HarmonyOS3』の最大の特徴はスーパーデスクトップで、すでに(ファーウェイ傘下のスマートホームブランドの)ファーウェイ智選の『問界M7(大型スマート電動SUV)』に応用されており、端末が変わると応用の互換性がないという問題を打破し、スマホの力強い応用環境に基づき、ファーウェイの『並べて表示できる』技術と合わせて、『HarmonyOS』をベースにしたPC、スマートカーの応用環境問題をさらに解決し、『HarmonyOS』のマルチターミナルにおける全面的推進に向けた技術的基礎を打ち立てた」と説明した。

「Harmonyの父」と呼ばれる王成録氏は「次のステージ」で、「HarmonyOS」の海外市場開拓を加速させるとみられ、このことは「HarmonyOS」グローバル化の重要な一歩とみられている。

ファーウェイの最新の公式統計データを見ると、2022年4月末現在、世界で「HarmonyOS」を搭載したスマートフォンデバイスは2億4千万台を超えている。

(中国経済新聞)