北京、7つの区で降ひょう 大きさは卵サイズ

2022/06/13 14:20

北京などで6月12日午後、大気の状態が不安定になってひょうが降り、農家でビニールハウスが損傷するなどの被害が発生した。また自動車も、フロントガラスに穴が開いたり、車両全体が壊れたりしている。

市民が撮影した画像や動画によると、広範囲に渡って激しくひょうが降り、一部では大きさが卵とほぼ同じ直径5センチほどに達している。

密雲区河南寨鎮の套里村では、6月12日18時35分から18時50分にかけてひょうが降った。

15分ほど降り続いたひょうにより、穴が開いたりした建物が約30戸、ソーラーパネルの損傷が約100戸、ビニールハウスの全壊が137か所、野菜や穀物の被害面積が約200ムーであった。また自動車は穴だらけになり、約20台のフロントガラスが割れている。

中国気象当局によると、北京、華北、東北地区では6月12日20時から13日20時にかけて大気の状態が不安定になり、雷や強い風、ひょうによる被害が発生するおそれがあるので、十分注意するよう呼び掛けている。

(中国経済新聞)