深圳の女性が「家に50台のベントレー、夫は国有企業の書記」と発言し、災難招く

2022/06/8 10:08

最近、あるネット動画が中国のネット社会で注目を集めている。

深圳の宝納公館地下駐車場では、購入した駐車スペースが他人の車に占拠されているという女性が、自分のベントレーでスペースをふさごうとし、「私の家族は50台のベントレーを持っているが、1カ月使わなければここでふさぐ」と脅迫してきたという。さらに、この女性は、夫が国有企業の党委員会書記であると主張した。

国有企業の党書記が、自宅にベントレーを50台も持っている? この動画はネットに投稿されるとすぐに中国のネット上で注目を集め、人々はこの党書記がどこからそんなにお金を手に入れたのか、より関心を持っている。

やがて、この女性の「国有企業書記の夫」が、深圳の国有不動産上場企業「深圳市振業集団」の紀律検査委員会書記で監査会主席の張暁中氏であることがネットユーザーによって明らかにされた。

深振業は深圳市人民政府国有資産監督管理委员会直轄の国有資産上場企業で、1989年5月に設立。1992年に深圳証券取引所に上場し、深圳の不動産開発一級資格を持つ19の不動産企業の中の一つである。

6月5日夜、深圳市人民政府国有資産監督管理委员会のWeChat公式アカウントは、同委員会がこの問題を非常に重視し、理解と検証を行っている最中であることを知らせた。

6月6日午前、深振業集団は、会社の初期調査によると、駐車場問題の国有企業書記は確かに深振業紀律委員会書記の張暁中であるが、張暁中は現在離婚して独身であり、ベントレーの女性オーナーは張暁中の交際相手かもしれないと発表した。

深振業集団の2021年版年次報告書によると、張暁中氏は同社から1年間で合計37.50万元(約745万円)の実報酬を受け取っている。

(中国経済新聞)