中国ドラマ:『蓮花楼(れんかろう)』

2024/11/25 13:30

『蓮花楼(れんかろう)』は、敵対していた三人の男たちが秀でた武術と推理力で陰謀を暴く中で絆を育み成長していくアクション・ミステリー時代劇である。

チョン・イーとヤン・ズーが共演した『沈香の夢』のスタッフが再集結して作られた『蓮花楼』は、配信終了後も人気の熱が冷めず、中国最大のSNS微博(weibo)でも話題閲覧数682億回超、中国最大の作品評価サイト豆瓣(ドウバン)での評価&評価者は現在(2024年7月下旬時点)、約70万人が評価し平均8.5点の高得点を記録し、いまだに伸び続けている。配信開始1周年となる2024年7月23日にも再び熱度指数が急上昇するなど放送開始から1年経った今なお、その人気は衰えていない。

武侠組織「四顧門」の門主・李相夷は相夷太剣で天下の頂点に立ち、武侠界の正道派における輝く光となった。だが、対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主・笛飛声と東海で決戦に挑み、二大巨頭と呼ばれた二人はともに大海の藻くずと消える。

10年後、武術の心得もない流浪の医師・李蓮花が、「蓮花楼」という名の小屋を引きながら市井に紛れて暮らしていた。

同じ頃、熱い志に燃えた若者・方多病は、幼い頃に見た英雄・李相夷の幻影を追い、大侠客となる夢を抱いていた。彼は偶然、李蓮花が“医術”を施す場面に出くわし、詐欺師だと思い込んでしまう。二人は仲たがいしながらも関わり合い、力を合わせて幾つもの事件を解決に導くのだった。

李蓮花:主演は“時代劇の神男子(古装男神)”と称されるチョン・イー。本作では、美しすぎる古装姿だけでなく、余命わずかとなった伝説の剣士とさすらいの神医という二つの難しい役どころを繊細な演技で魅せた。

方多病;李相夷を師と仰ぐ富豪の御曹司で新米侠客を演じるのはツォン・シュンシー。

笛飛声:武侠組織「四顧門」と対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主。天下一の武芸者になることを目指す“悪役”をシャオ・シュンヤオが好演。

(中国経済新聞)