北京、映画鑑賞用として2億円分のチケット割引クーポンを配布

2024/10/2 12:11

北京市は、新中国の建国から75年となる国慶節の連休中、首都として映画産業を活性化し、長期休暇を楽しく過ごしてもらうために、文化活動のキャンペーンとして合計1000万元(約2.05億円)分の映画鑑賞用クーポンを配布する。市内で営業中の映画館250か所余りが対象となり、のべ100万人が利用する見込みである。

このキャンペーンは、北京市の宣伝部と映画局が実行元となり、チケット販売サイトの「猫眼」、「淘票票」(TaoPiaoPiao)の2社と共同で展開するものである。

連休中、いずれも国内作品である「志願軍:存亡之戦」(The Volunteers: To the War 2)、「只此青緑」、「749局」、「爆款好人」(The Hutong Cowboy)、「出入平安」(Give You A Candy)、「危機航線」、「熊猫計画」(Panda Plan)、「新大頭児子和小頭爸爸6:迷你大冒険」(New Happy Dad and Son 6 :Shrunk)などが上映されている。鑑賞に訪れる際、猫眼や淘票票のAppで、「限時特恵」、「購票立減」といった形で割引チケットを手に入れることができる。

「限時特恵」については、上映時間が9:30までのものについてチケット代が30元(約615円)引きとなる。対象期間は10月1日~7日で、発行数は淘票票では1日あたり1900枚、猫眼では同じく3000枚である。

「購票立減」については、同じく10月1日~7日の全時間帯ですべての映画館を対象として10元(約205円)または15元(約307円)を値引きする。発売数は、淘票票で15元(約307円)引きが1日15300枚、猫眼で10元(約205円)引きが1日45000枚である。

北京市はこの連休中、夜間の点灯祭り、ステージ演出、映画チケット割引、読書の薦め、伝統芝居など合わせて1000件以上のイベントやキャンペーンを実施する。盛りだくさんのイベントや文化を用意して国を挙げての祝賀ムードに花を添え、文化や観光市場を一段と盛り上げていく。

(中国経済新聞)