中国輸出入銀行の張文才氏が世界銀行の常務副総裁兼最高総務責任者に就任

2024/02/24 08:30

アメリカのワシントンにある世界銀行は現地時間2024年2月20日、中国輸出入銀行副総裁の張文才氏を常務副総裁兼最高総務責任者(CAO)に任命すると発表した。事業方針、企画、予算、情報技術サービス、制裁体系などを受け持つという。

張氏は男性で1964年生まれ、漢族であり、1989年7月に世界銀行に入行し、南開大学国際経済学で修士課程を、中国科学院で金融学の博士課程を学び、現在は中国輸出入銀行の副総裁および国際財務報告基準基金会の受託人である。過去に中国農業発展銀行の副総裁、アジア開発銀行の副総裁、中国財政省の国際財税金融協力司司長などを務めており、開発部門での経験が豊富である。

世界銀行は1945年に発足した世界最大の多国間開発機関であり、地球上から絶対貧困を解消し、繁栄を促進することを使命としている。中国は1980年にメンバーの地位を回復してから、良好な協力関係を維持している。国別で出資額が3番目に多く、改革を通じて開発や組織の能力を強化し、発展途上国における世界的な課題への取り組みや、国連の2030年アジェンダ(SDGs)実現を支援している。

(中国経済新聞)