世界最大のブランディング専門会社インターブランド（Interbrand）はこのほど、「2023年中国ベストブランドランキング」を発表した。このリストは、中国市場における主要企業の価値と影響力を反映している。

リストに掲載されたブランドの総額では、2023年に3兆3676億7000万元（約69兆8588億円）に達し、昨年の総額から2.2％増加した。テンセントが8779億2100万元（約18兆2400億円）、アリババが6871億6700万元（約14兆2800億円）、中国建設銀行が1910億8400万元（約3兆9700億円）でトップ3にランクインした。

中国の大手企業である「小米（シャオミ）」と「ファーウェイ」もそれぞれ13位と14位にランクインし、好成績を収めた。

業界別では、伝統的な金融業界と急速に進化する消費財業界が多く、合計25社がランクイン。その中でもテクノロジー、新エネルギー、健康業界の有名ブランドが16社を占めた。注目すべきは、中国最大の自動車バッテリーメーカー「寧徳時代（CATL）」、中国の医療機器メーカー大手「深圳邁瑞生物医療電子（マインドレー）」、中国医薬集団グループの「国薬控股（シノファーム）」が初めてランクインし、それぞれ39位、40位、41位となった。

BYDは今年最も急成長したブランドで、ブランド価値は149億3300万元（約3103億円）で27位。10％以上成長した他のブランドには、拼多多（ピンドウドウ）、京東（ジンドン）、伊利（イリ）、農夫山泉、Ctrip（携程）などがある。

（中国経済新聞）