台湾総統選挙に出馬する郭台銘氏の相棒役が米国国籍の離脱を発表

2023/10/23 08:30

大手メーカー「鴻海グループ」の創業者で、2024年の台湾総統選挙に出馬を表明している資産家の郭台銘氏は、先ごろ俳優の頼佩霞氏を相棒役に指名したが、頼氏がアメリカ国籍であることが分かり論議を呼んでいた。これについて頼氏は10月19日午後、「アメリカ国籍喪失証明」を取得したと発表した。

頼氏は19日午後、フェイスブックで、ワークフローを重んじて申請の際に十分説明していなかったとしながら、「今日、アメリカ国籍の離脱についてようやく最新の状況を発表する」とコメントした。この日の午後に「アメリカ国籍喪失証明」を手に入れ、「アメリカ人ではなくなったことをきっぱりと報告できるようになった」と示した。

郭氏は所属事務所によると、8月28日に総統選挙への出馬を発表し、9月14日に頼佩霞氏とペアを組むと発表した後、頼氏はアメリカ国籍の離脱の手続きを弁護士に依頼したという。「米国在台協会(AIT)」に申請書を出し、移民担当官との面談を経てようやく証明書を取得した」とのことである。郭氏は、頼氏と二人三脚で台湾の将来のために最後まで戦い抜くと述べている。

(中国経済新聞)