中国初の国産大型旅客機「C919」を最初に導入した中国東方航空は、2021年に発注した5機に加え、更に100機を購入すると発表。国有航空機メーカーの中国商用飛機(COMAC)と購入契約を締結した。
購入されたC919旅客機は2024年から2031年にかけて順次引き渡される。このうち、2024年に5機、2025年から2027年にかけて毎年10機、2028年から2030年にかけて毎年15機、2031年に20機が納入される予定である。
C919大型旅客機は、国際的に認められた耐空性基準に従って開発された独立した知的財産権を持つ中国初のジェット旅客機。座席数は158~192席で、航続距離は4075~5555キロメートル。2015年11月2日に組立ラインが完成し、2017年5月5日に初飛行に成功。2022年9月29日には中国民用航空局(CAAC)の型式証明を取得し2022年12月9日に世界初のC919が中国東方航空に引き渡され、2023年5月28日に初の商業飛行に成功した。
2023年7月16日、中国東方航空は2機目の大型旅客機C919を導入。9月26日現在、中国東方航空の2機のC919型機は296回の商業運航を行い、3万5000人以上の旅客を輸送した。
9月上旬に開催された2023年浦江イノベーションフォーラムの全体会議で、COMACの賀東風(フ・ドンフォン)会長は、C919の最新の受注数が1,061機に達したことを明らかにした。
(中国経済新聞)