ウイグルの天山天池にネッシーあらわる?地元が調査に乗り出す

2023/09/6 20:30

8月31日午後、新疆ウイグル自治区の天山天池を観光していた李さんがSNSで、「ネッシー」らしきものをとらえた映像をアップした。静かな水面に波しぶきが立ち、細長い生き物の背骨部分のようなものが動いており、李さんは「長さ15メートルほどではないか」と言っている。この物体は10秒あまりで消失している。

この映像がネットで話題となり、「天池ネッシー」ではないか、との見方や、「これだけはっきりしたネッシーは初めて」とのコメントもあったが、単なる波しぶきだという意見もあった。

天山天池の管理委員会の職員は9月4日午前、「この映像を見て李さんに連絡をとり、2日間調査した。ただ映像が不鮮明であり、専門家は波だと見ている」と発表した。

この職員は、天山天池では以前もこのような波が発生したことはあるがネッシーの話は聞いていない、と言っている。

公開資料によると、天山天池はウイグル自治区阜康県のボゴダ山の山腹にあり、ウルムチから東へ110km、海抜1980メートルで、半月型の自然の山岳湖である。国家風景名勝区、および国家5A級の観光地となっており、「西王母神話」は第4弾の無形文化遺産に指定されている。

この職員によると、観光シーズンの夏場は毎日1万人以上が訪れ、多い時には2万人以上が足を運ぶという。

(中国経済新聞)