無断でコーヒーに茅台(マオタイ)を入れることは法律違反

2023/09/5 20:30

中国の高級白酒メーカー大手である「茅台(マオタイ)」と中国のコーヒーメーカー「瑞幸咖啡(luckin coffee)」は9月4日、共同でフレーバーソース・ラテ(醤香拿鐵)を販売。しかし、中国国内では懸念の声があがっている。

茅台の担当者は、「新製品は、弊社とコーヒー会社による初のタイアップ企画です」と述べた。しかし、実際には、以前から茅台酒を使った飲み物が販売されている。例えば、貴州省・貴陽市のカフェでは、茅台酒を使ったエスプレッソ・マティーニを販売。同商品は、約120mlに43度の飛天茅台酒を15ml加えたもので、価格は198元(約3,987円)となっている。

こうした状況に対し茅台の担当者は、「カフェが無許可で弊社の商品を使うことは、たとえ宣伝の意図がなくとも違法です」と述べた。

今回発売されたフレーバーソース・ラテは、茅台酒風味の濃厚ミルクを使用し、アルコール度数は0.5%となっている。価格は38元(約765円)で、クーポン利用後は19元(約383円)となる。

瑞幸咖啡は5日、中国のSNS・ 微博 ( ウェイボー )で初日の売上が542万杯を超え、1億元(約20億円)を突破したと発表した。

(中国経済新聞)