上海市は7月20日、今年上半期の地域生産額が2兆1390.17億元（約41.7兆円）で、物価の変動要因を除いた実質成長率は9.7%と発表した。成長率を産業別に見ると、第一次産業が1.5%で生産額35.12億元（約685億円）、第二次産業が15.1%、第三次産業が8.2%となっている。
上海は、国内需要の回復を受け、第二次、第三次産業が持ち直している。
上半期の工業生産額は前年同期比14.2%増、サービス業は8.2%増であったほか、接触型や集合型のサービス業は回復が顕著で、宿泊・飲食業は41.8%、交通運輸・倉庫、配送業は13.3%、リース・ビジネスサービス業は12.1%の伸びとなっている。
また上海市は、一般消費財の小売総額が前年同期比23.5%増、宿泊業の売上高は60.8%増、飲食業の売上高は56.6%増であった。固定資産投資は37.2%増で、うち情報通信、ソフトウェア、情報技術サービス業の投資が58.4％増、技術研究や技術サービス業が85.6%増となっている。
（中国経済新聞）