中国自動車工業協会が先ごろ発表した最新データによると、5月の自動車市場は4月より幾分好転し、生産台数は前年比21.1%増の233.3万台、販売台数は同27.9%増の238.2万台であった。1—5月は生産が1068.7万台、販売が1061.7万台で、ともに前年同期比11.1%増となっている。
1—5月で見ると、乗用車、商用車ともに前年より大きく伸び、乗用車は販売台数が前年同期比10.7%増の900.1万台、商用車は生産が14.2%増の162.5万台、販売が13.7%増の161.6万台であった。このうち国産ブランドの乗用車はシェアを引き続き伸ばし、1—5月の累計販売台数は前年同期比22.7%増の478.1万台、シェアは5.2ポイント増えて53.1%であった。
輸出も快調である。1—5月の各メーカー輸出台数は前年同期比81.5%増の175.8万台で、うち乗用車が96.6%増の146.7万台、商用車が30.9%増の29.1万台であった。また新エネ車は2.6倍の45.7万台となっている。
好調を維持する新エネ車は1—5月、生産台数が前年同期より45.1%増えて300.5万台、販売は46.8%増の294万台で市場シェアは27.7%に達した。中国自動車工業協会によると、購入時の取得税減免措置の延長や調整により市場予測が一段と安定し、好材料となっているという。
(中国経済新聞)