ウクライナ国家汚職防止局（ＮＡＰＣ）は4月13日、中国のスマートフォン大手「シャオミ」について、ロシアとの衝突以降ロシアに「資金援助」をしていると見なした外国企業のリスト「戦争支援企業」（International sponsors of war）に加えて制裁をすると発表した。ただ、これらの企業はほとんどが去年の2月24日以降もロシアでの事業を継続しているにすぎないものである。
シャオミを制裁対象とした理由についてＮＡＰＣは、「ロシアで引き続き事業展開しているうえ、ロシアのスマホ市場でトップの座を維持しているから」という。
これに対してシャオミの広報担当は4月14日にブログで、「シャオミは北京で発足した世界的な企業であり、全世界に質の高い民間スマホや家電設備を提供している。世界のすべてのお客様が通信手段やインターネットの情報を獲得する権利を持つべきだと信じている。シャオミは100以上の国や地域で事業展開し、現地の法律や法規を忠実に守っている」と発表している。
さらにシャオミは、ＮＡＰＣが制裁対象としたことに強く反対し、「世界の平和を望んでおり、戦争を支持したことはない。人を感動させ、価格が手ごろな商品を作るよう努め、技術による素晴らしい生活を世界中の人に届けることが使命だ」と述べている。
（中国経済新聞）