「東方甄選(East Buy Holding Ltd.)」は4月11日、同社の役員や従業員など154人に対して3045万9000株の株式報酬を付与すると発表した。今回付与された株式の総額は同日の終値29香港ドル(約494円)に基づくと、約8億8300万香港ドル(約150億円)となる。
東方甄選は、中国の教育サービス大手「新東方(New Oriental Education & Technology Group)」傘下のライブコマース・プラットフォームで、主に社会人向けの教育や技術講習をオンラインで提供している。
新東方の創業者である俞敏洪(Yu Minhong)氏、同社の幹部である孫東旭(Sun Dongxu)氏と尹强(Yin Qiang)氏へ株式の大半が付与されるが、従業員に対しても一人当たり平均487万香港ドル(約8300万円)の株式が付与される。
東方甄選によると、2022年11月現在、同社の従業員数は1670名(うち正社員1260名、パート・アルバイト410名)で、今回、全従業員の1割近くにあたる151人が株式報酬を受け取ることになる。
2022年、独自のアプローチにより東方甄選が人気を博して以降、ライブ配信の安定性と信頼性に対して疑問が投げかけられていた。東方甄選は、キャスターへボーナス支給し、「東方甄選」ブランドの維持とライブ配信の安定性を保証している。
(中国経済新聞)