11月15日、中国文化観光省は、「新型コロナウイルス感染症の予防・抑制対策の一層の最適化と文化・観光分野における科学的かつ的確な予防と管理に関する通知」を発表した。この通知によると、団体旅行などの経営活動とリスク地域をリンクした管理制度を撤廃し、観光客は48時間以内にPCR検査で陰性を証明すれば、省をまたぐ交通機関を利用できるようになった。
コロナウイルス対策の緩和により、美団(メイトゥアン)の宿泊・旅行事業は、省をまたぐ団体旅行の受付を再開した。
15日、美団の「シーサンパンナタイ族自治州(雲南省最南端に位置する自治州)ツアー」の1日当たりの検索数は436%増、「白頭山(Bai toushan)ツアー」は424%増、「成都日帰りツアー」は431%増となった。16日午前10時現在、美団の団体ツアーへの申し込みは178%増加し、そのうち省をまたぐ団体ツアーの申し込みは255%増加した。観光地の検索が急速に増え、カンゼ・チベット族自治州、成都市、アバ・チベット族チャン族自治州、南寧(Nan ning)市、三亜(San ya)市が検索ランキングで上位5位にランクインした。
美団の関係者によると、美団はデジタルプラットフォーム機能を十分に活用し、旅行先での新たな遊びを提供する魅力的な旅行商品の販売に努める。また、新型コロナウィルス感染予防ガイドラインに従い、より多くの観光客を集め、観光産業の回復に尽力する。
美団(メイトゥアン)は、王興(Wang Xing)氏(43才)によって2010年に創業された新興企業で、約7万人の従業員がいる。「We help people eat better, live better」をミッションとし、「食」「生活」分野の様々なITサービスを展開している。
(中国経済新聞)