国慶節2日目、中国の国内線が「価格崩壊」 北京―昆明便はほぼ半額に

2026/10/3 18:30

中国の国慶節(建国記念日)連休で、国内線の航空券価格が大幅に下落している。連休初日の10月1日と比べ、10月2日以降は航空券が急速に値下がりし、格安航空券を利用して「思い立ったらすぐ出かける」旅行者も増えている。

中国の旅行予約サイト「去哪儿(チューナール)」のデータによると、プラットフォーム上の航空券平均価格は10月2日から大きく下落し、10月1日と比べて20%安くなった。10月3日、4日にはさらに値下がりし、連休期間中の価格はこの時期に底を迎えるという。

一方、10月5日からは帰省やUターンラッシュによって航空券価格が再び上昇し、10月7日に最高値となる見込みだ。

実際の路線でも、大幅な価格差が見られる。北京―昆明線では、10月1日午前6時40分発の便のエコノミークラス普通運賃が1927元(約4万500円)だったのに対し、10月2日は884元(約1万8600円)まで下落。わずか1日で半額以下になった。

また、10月3日の最低価格を見ると、北京発ハルビン行きは300元(約6300円)、上海発西安行きは350元(約7400円)、武漢発天津行きは385元(約8100円)、広州発青島行きは500元(約1万500円)となっている。

こうした連休中の「底値」が、旅行者の行動にも変化をもたらしている。航空券が高騰する連休初日を避け、価格が下がったタイミングで旅行に出発する人が増えているほか、直前まで価格を見ながら旅行を決めるケースも目立つ。

「去哪儿旅行」(Qunar)のデータによると、人気都市のホテルでは、宿泊日の1~2日前に予約する「直前予約」が前年同期比で3割増加した。直前予約が最も多かった都市は、北京、成都、上海、重慶、杭州、広州、南京、青島、西安などだった。

今年の国慶節連休では、連休初日に一斉に出発する従来型の旅行だけでなく、航空券価格の変動を見ながら出発日を柔軟に決める旅行スタイルが広がっている。連休後半にはUターン需要による価格上昇が見込まれることから、「高い初日を避けて、安くなったタイミングで出発する」という旅行者の動きが注目されている。

(中国経済新聞)