2025年7月、海信グループ(Hisense Group)は海外最大の生産拠点となる「タイHHAスマート製造工業団地」の起工式を行った。これに先立つ2024年9月には、ハイアール(Haier)のタイ・チョンブリ空調工業団地が正式に稼働し、東南アジア最大規模の中国ブランドの空調生産基地が誕生した。さらに同年10月には、TCL科技集団(TCL Technology Group)傘下のオマール冷蔵庫(Homa)がタイ投資委員会(Board of Investment of Thailand、BOI)の承認を受けて現地生産を決定。美的グループ(Midea Group)もすでに2022年、チョンブリ県で海外最大規模となるデジタル化空調工場を稼働させている。
名だたる中国家電大手が相次いで進出し、いまやタイは“中国家電の集積地”ともいえる様相を呈している。
■ なぜタイなのか
その背景にあるのは、中国ブランドの圧倒的な市場での存在感だ。
