英国のスターマー首相が1月28日午後、北京に到着し、4日間の日程で中国公式訪問を開始した。英国首相の訪中は8年ぶりとなる。中国側は今回の訪問について、「中英関係の健全かつ安定的な発展に向けた新たな章を共に切り開く契機としたい」との姿勢を示している。
報道によると、スターマー首相は同日夕方に北京入りし、午後6時ごろに宿泊先のホテルに到着した。滞在中、中国の指導者らが首相と会談・会見を行い、二国間関係や双方が共通して関心を寄せる課題について、踏み込んだ意見交換を行う予定である。北京での一連の公式日程を終えた後、首相は上海も訪問する。

今回の訪中における最重要テーマは経済分野である。スターマー首相には、リーブス財務相、ケア商業・貿易相が同行しているほか、金融、医薬、製造業、文化・クリエイティブ産業など、英国の強みとされる分野から50社以上の企業幹部や機関代表が随行している。参加企業には、HSBC、スタンダード・チャータード銀行、シュローダー、ロンドン証券取引所グループの幹部のほか、製薬大手アストラゼネカ、自動車メーカーのジャガー・ランドローバーなども含まれている。
中英両国は1月30日午前、共同でビジネスフォーラムを開催する予定で、両国政府関係者や商工団体、企業トップが参加し、官民による実務的な対話を行う見通しである。複数の報道によれば、今回の訪問を機に、2018年に掲げられた「中英関係の黄金時代」における商業対話が再開される可能性もあり、両国企業の経営層が幅広く参加することが見込まれている。
スターマー首相の今回の訪中は、冷え込みが指摘されてきた中英関係の再活性化を探る試金石となるとともに、経済協力を軸とした関係再構築の行方が注目されている。
(中国経済新聞)
