初めての南海トラフ地震臨時情報を発した日本への渡航に影響が出ている。香港政府は8月11日、現地滞在者や渡航予定者に対して警戒を発したほか、中国大使館も先週、在留中国人に対して地震や災害への注意を呼び掛けている。
12日には、主な航空会社が日本行きチケットの払い戻しについて発表した。
中国国際航空(CA)は、8月9日16時までに購入または変更済みの日本行きチケットの中で、番号の上3桁が999で自社機の運航、到着日が8月8日-25日であるものについて、8月8日17時から無料で払い戻しに応じていると発表した。
また中国東方航空(MU)は、8月8日以前に発券した番号781のチケットについて、出発日が8月8日-8月25日で福岡、長崎、鹿児島を離発着または経由する便(運航機はMUまたは上海航空)で未使用分については無料で払い戻し対応する。東京、大阪、名古屋などの路線については今のところ対応していない。
また現段階で、中国南方航空、春秋航空、吉祥航空、四川航空は払い戻しや変更の特別対応はなく、通常の方法で手続きをする必要があるが、新たな情報が発表される可能性もある。
澎湃新聞によると、中国の旅行サイト「Qunar」は8月12日に、CAやMUから払い戻しや変更対応の連絡を受けたと発表した。引き続き最新の対応策に注意した上、航空会社の規定に沿って払い戻しに応じるとのことである。
また同じく旅行会社の飛猪(Fliggy)は、「地震の影響で宿泊キャンセルも発生しており、通例で言えば地震や津波など不可抗力の場合、宿泊代はすべて返金される」と表明している。
(中国経済新聞)