中国の企業情報App「天眼査」によると、シャオミグループの小米智能技術は資本金が6.66億元(約143.6億円)から15.46億元(約333.32億円)に増額し、その全額出資子会社である小米景曦科技も同じく6.6億元から15.4億元に増額している。
小米智能技術は、小米通訊技術が全額を出資して2022年1月に設立し、シャオミの雷軍会長が法定代表者である。また小米景曦科技も同じく2022年1月設立で、法定代表者は劉凌迪氏である。
また最近、同じくシャオミグループで北京にあるロボット製造の子会社は、亦荘国投の傘下企業である北京屹唐創欣創業投資センター(Limited Partner)を株主に招き入れ、これにより資本金がそれまでの5000万元(約10億7827万円)から約5555.56万元(11億9808.3万円)に増額している。
シャオミは最近、急速に事業を拡張している。中でも注目株は、雷会長が個人のSNSで、北京市昌平区にある次世代型のスマホ工場の操業開始を発表したことである。総工費は24億元にのぼり、面積は81000平方メートルで、年間生産量は近々発表予定の折りたたみ型「Xiaomi MIX Fold 4/Flip」も含めて主力機種およそ1000万台とのことである。
雷会長は、「今年はスマート工場を2か所設立する。昌平のスマホ工場と亦荘の自動車工場だ。これからは工場長と呼ぶように」と表明している。
今回稼働したスマホ工場は、シャオミの重要な生産拠点となり、自動化率が高く生産ラインの大部分はロボットにより実行され、24時間フル稼働で1日の平均生産台数は3万台とのことである。