黒竜江省伊春市で、爆竹の不正販売が発覚した。現地に住む豈さんが「10000発」と書かれた爆竹のセットを買ったが、中を開けてみたら3641発分しかなかった。この件はネットでたちまち拡散し、爆竹中身に批判の声が上がった。
豈さんによると、旧正月前の大晦日に爆竹を鳴らした際、爆音が10秒あまり鳴っただけで火が消えてしまい、中身が疑わしいと見た。これを確かめるために豈さんはまた同じ1万発入りのものを買い、自宅の応接間で中身を分解し、2人がかりで3時間以上かけて数を数えてみたところ、実際には3641発分しかなかった。確かめてみなかったら知らぬ間に騙されていたところである。
豈さんはその後、888発型、1000発型、2000発型、3000発型を買い、同じように数を数えた。販売業者によると、「書かれた数字と実際の中身の数はほとんど一致しない」とのことである。実際の数は、888発型が364発、1000発型が406発、3000発型が1489発であり、別のメーカーの2000発入りは420発であった。
豈さんは、メーカー側との話を通じて裏事情を知った。メーカー側は、「型番の数字は単にタイプを示すもので爆竹自体の個数とは関係ない」 「地域によって商習慣が違い、現地の客や販売業者によって型番のつけ方が違う」と説明した。業者側も豈さんの訴えを受け、不用意に型番を設定すると購入者の誤解を招きかねないことに気づき、対応策として爆竹の直径で型番を定めるなど、番号の付け方を変える方向で検討している。
(中国経済新聞)