アメリカ・カリフォルニア州ロスアルトス市(Los Altos)の警察は1月18日、ホームページで、16日午後に市内のマンションで大人2人の死体を発見したと発表した。
現地のメディアによると、2人は中華系の夫婦で、ともにグーグルのシステムエンジニア(SE)である34歳のLiren Chenさんと32歳のXuanyi Yuさんではないかと見られている。殺人もしくは自殺(murder-suicide)と思われるが、警察は死者の身元や死因については明らかにしていない。
LinkedInによると、2人はともに2018年に清華大学電子情報工程科を卒業したのち、渡米してカリフォルニア大学サンディエゴ校でコンピューター系の修士課程を修了した。Liren Chenさんは2020年3月にグーグルのSEとなり、Xuanyi Yuさんも翌年6月に同じくグーグルに入社しSEとなった。
現地のメディアによると、2人が住んでいたロスアルトス市はサウスベイの有名な高級住宅地で、治安もよく名門校があり、上流階級が集まる地域なので、中華系の住民もかなり多いという。
警察はこれまでのところ、事件の経緯や原因を発表ししていないが、現地のメディアはグーグルのリストラに関わりがあるものと報道している。
(中国経済新聞)