最近、甘粛省積石山でマグニチュード6.2の地震が発生した。警察官や消防隊が被災地で救助活動を続ける中、中国全土から多くの寄付が集まった。
中国メディアによると、霍啓剛(フオ・チガン)氏と郭晶晶(グオ・ジンジン)さん夫妻は、マカオの霍英東(フオインドン)基金を通じて7000万元(約13億9402万円)を被災地に寄付。企業と個人の中で最高額となった。2人は、これまでに何度も寄付をしており、直近4年間の寄付は3億元(約59億7438万円)にも上る。
霍啓剛(フオ・チガン)氏と郭晶晶(グオ・ジンジン)さん夫妻
郭晶晶(グォ・ジンジン)さんは、1981年10月15日生まれで、中国河北省保定出身の元女子飛込み選手。2004年アテネオリンピックの飛込み種目の3m板飛込み、3mシンクロナイズド板飛込みの2種目で金メダルを獲得。1990年代に活躍した伏明霞の後継者と目された。また美貌でも知られ、陸穀のプロモーションビデオへの出演やコカ・コーラ、マクドナルド、東芝などの外資系企業のイメージガールをつとめるなど、活動は多方面にわたる。
そして、引退後は香港の名門一族の長男・霍啓剛(フオ・チガン)と結婚。3人の子供にも恵まれ、年の近い2人はとても良い関係を築いている。
今年9月、中糧集団の公式サイトには、霍啓剛(フオ・チガン)氏が同社の社外取締役に就任したことが掲載され、ホームページには、霍氏の略歴も紹介されている。オックスフォード大学を卒業した霍啓剛(フオ・チガン)氏は、中華全国青年聯合会副主席、中国文学芸術界聯合会委員を歴任。現在は霍英東(フオインドン)副総裁を務めている。中糧集団は国有企業で、総資産は6900億人民元(13兆7390億円)を超える。
(中国経済新聞)