2023年国慶節枠(9月29日~10月6日)の総興行収入200億円を突破

2023/10/2 20:30

中国映画データアプリの灯塔専業版によると、10月1日14時現在、2023年国慶節枠(9月29日~10月6日)の総興行収入(前売り含む)は10億元(約205億円)を突破。チャン・イーモウ監督の最新作『堅如磐石(Under the Light)』、都会のラブコメ『前任4:英年早婚(Ex 4: Marry Young)』、チェン・カイコー監督の『志愿軍:雄兵出撃』が興行収入でトップ3になった。

そのうち、チャン・イーモウ監督の『堅如磐石』が3億1900万元(65億4000万円)で首位に立ち、田羽生(ティエン・ユーシェン)監督の『前任4:英年早婚(Ex 4: Marry Young)』が3億元(61.5億円)を超えて2位となった。また、チェン・カイコー監督の『志愿軍:雄兵出撃』とアンディ・ラウ(劉徳華)最新作『莫斯科行動(Moscow Mission)』は、どちらも興行収入が2億円(約41億円)を下回った。

『堅如磐石』は、ある市の公安局刑事鑑定所の若手警官である蘇見明(雷佳音演)が、市民の安全を守るため、高貴な地位にある父の鄭剛(張国立演)の反対を押し切って、およそ100億元の巨大利権に絡んだ殺人事件の調査を進め、大きな騒ぎを起こす物語。

『前任4:英年早婚』は、都会に暮らす男女をユーモラたっぷりに描いた作品。結婚適齢期を迎えた孟雲(モン・ユン)と余飛(ユ・フェイ)は、結婚冷却期間という恋人にとっての試練に直面している。

『志愿軍:雄兵出撃』は歴史や軍事を素材にした作品。公開情報によるとPart1~3に分かれており、この国慶節に上映されるPart1は出兵の決定と朝鮮入りをめぐって話が展開する。出演には、シン・バイチン、チュー・イーロン、チャン・ツィフォン、チャン・ツィイー、チャン・ソンウェンなどトップ俳優が名を連ねている。

『莫斯科行動(Moscow Mission)』は、中国で実際に起きた国境を跨ぐ大捜査事件を基にした作品。『イノセントワールド -天下無賊-』以来20年ぶりとなるアンディ―ラウとチャン・ハンユー(張涵予)の共演も話題となった。

灯塔専業版による予想興行収入は『堅如磐石』が19億3900万元(約397億8000万円)、『前任4:英年早婚』が15億6100万元(約320億2000万円)、『志愿軍:雄兵出撃』が10億800万元(約206億8000万円)、『莫斯科行動(Moscow Mission)』8億7400万元(約179億3000万円)となっている。

(中国経済新聞)