上海税関によると、今年1~7月の上海市の輸出入総額は前年同期比7.4%増の2兆4500億元(約48兆8200億円)。そのうち、輸出は前年同期比9.3%増の9959億元(約19兆8456億円)、輸入は前年同期比6%増の1兆4500億元(約28兆8947億円)となった。
輸出入に占める民間企業の割合が上昇している。1~7月、上海の輸出入企業は前年同期比6.1%増の5.2万社となった。そのうち、外商投資企業の輸出入総額は前年同期比3.2%増の1兆4500億元(約28兆8947億円)で、輸出入総額の59.2%を占めている。民間企業の輸出入総額は前年同期比15.2%増の7531億8000万元(約15兆円)で、輸出入総額の30.8%を占め、2.1ポイント上昇した。国有企業の輸出入総額は前年同期比9.3%増の2406億8000万元(約4兆7961億円)で、輸出入総額の9.8%を占めた。
最大の貿易相手国であるEUとの輸出入は成長を維持している。 1~7月、上海市の最大の貿易相手国であるEUとの輸出入額は前年同期比11.6%増の5019億9,000万元(約10兆33億円)で、伸び率は全体平均を4.2ポイント上回り、輸出入総額の20.4%を占めた。同期間、日本への輸出入額は前年同期比5.2%の2260億7000万元(約4兆5068億円)、オーストラリアへの輸出額は前年同期比37.8%の1379億8000万元(約2兆7500万円)であった。 また、その他のRCEP加盟国への輸出入総額は前年同期比5%増で32.7%を占め、「一帯一路」沿線諸国への輸出入総額は前年同期比3%増で22.1%を占めた。
「新三様(シンサンヤン)」(電気自動車、リチウム電池、太陽電池の総称) をはじめとする機械・電気製品は、輸出を牽引する重要な役割を担っている。1~7月、上海市の電気機械製品の輸出額は前年同期比15.2%増の6931億6000万元(約13兆8185億円)、上海市の輸出総額の69.6%を占め、上海市の対外貿易輸出額は前年同期比10%増加した。そのうち、電気乗用車は前年同期比159.5%増、リチウム電池は前年同期比130%増、太陽電池は前年同期比39%増となった。
(中国経済新聞)