EVメーカーの紐頓集団（NWTNCLSBORD、NASDAQ:NWTN）は8月14日夜、恒大汽車に対して5億ドル（727.6億円）を出資すると発表した。
NWTNと恒大汽車が締結した株式譲渡契約によると、NWTNは今回の出資後に恒大汽車の発行可能株数のおよそ27.5%を買収したうえ、恒大汽車の取締役会で複数名を指名する権利を得るという。この取引は2023年第四四半期に完了する。
これにより、恒大汽車の持ち株率は46.86%に減る。NWTNからの出資のうちつなぎ分となる6億元（120億円）は公告の5営業日以降に順次振り込まれる。出資分はすべて、恒大汽車の天津工場での「恒馳5」の正常な生産や「恒馳6」、「恒馳7」の量産継続に費やされる。
買収先となるNWTNは、UAEのEVメーカーとしてただ一つ、米ナスダックに上場している。
公開情報によると、NWTNはUAEのドバイに本社があり、インテリジェントEVや持続可能エネルギーの普及に努めている。浙江省金華市に部品の組み立て生産基地があり、UAEアブダビの組み立て工場で完成させ、世界に車を送り込んでいる。
（中国経済新聞）