上海市統計局が3月27日に発表した2022年の人口変動に関する調査結果を見ると、常住人口は2475.89万人で、うち本籍人口が1469.63万人、転入者が1006.26万人となっている。
これらを学歴別にみると、短大卒以上の割合が39.9%であり、つまり上海では5人に2人が大学で学んだことになる。この割合の推移を見ると、2010年より12.1ポイント、2015年より 12.8ポイント上昇している。
2020年に実施された第7回国勢調査によると、上海では大卒者の割合が、2010年から2020年までに都市別で最大となる337.11万人の増加を記録した。また、人口10万人あたりの大卒者の人数を見ると、同じく2010年から2020年までに中国トップとなる11979人の増加であった。これはすなわち、人材を誘致する魅力があることの表れである。
また、上海の転入者数は1006.26万人で、このうち安徽省出身者が最も多く23.2%となっている。つまり、常住人口のうち安徽省からの転入者が233.45万人ということである。次点が江蘇省で16.1%、人数にして約162万人であり、3位は河南省で11.6%、およそ116.73万人である。
以下、4位が四川省で6.1%、5位が江西省で5.6%であり、中国4番目の経済力を持つおひざ元の浙江省は6位で5.3%にとどまっている。
(中国経済新聞)