アメリカで東部時間の1月18日に財務省が発表した2022年11月の国際資本統計(TIC)によると、日本と中国が米国債の保有額上位2か国となっている。日本は2022年7月から減少していたが、2022年11月には178億ドル(約2.28兆円)増額して1.0822兆ドル(約138.4兆円)となった。一方中国は11月、78億ドル(約9977億円)減額して8700億ドル(約1.11兆円)となり、3か月連続の削減で総額が2010年6月以来の低水準となっている。
中国は去年5月、前月より226億ドル(約2.89兆円)減額して9808億ドル(約125.4兆円)とし、2010年5月以来の1兆ドル(約128兆円)割れとなった。2022年7月、8月は幾分増えたが、9月、10月、11月と減額を続けている。
2022年1年間の日本と中国の米国債保有の推移を見ると、年初は日本が1.3031兆ドル(約166.7兆円)、中国が1.0601兆ドル(約135.6兆円)であったが、11月の段階で日本はそれより2209億ドル(約28.3兆円)、中国は1901億ドル(約24.3兆円)それぞれ減額している。
2022年12月のTICについては、2023年2月15日にアメリカ財務省により発表される。
(中国経済新聞)