8月25日午前9時、かつてのアクションスターである故ブルース・リーの娘が飲食チェーン店「真功夫」を告訴した件について、上海市の第二中級人民裁判所で審議が行われた。
中国でなじみの飲食店である真功夫のキャラクター「功夫小黄人」が、映画でのブルース・リーの服装やポーズに酷似しているとして、「ブルース・リーの娘が真功夫を告訴した」と2019年12月25日に発表されていた。
これによると、Bruce Lee Enterprises、LLC(ブルース・リー有限責任公司)の法人代表であるブルース・リーの娘(Shannon Lee、中国語名「李香凝」)が、このキャラクターの利用の即時停止や、ブルース・リーと関係がないことを示す声明の90日間にわたる掲示、賠償金2.1億元(約41.8億円)および訴訟費用など8.8万元(約175万円)の支払いを求めたとのことである。
広州の真功夫はこれについて、キャラクターを撤回するつもりもなく和解も求めない、と返答した。
李さんは2010年にも、真功夫を相手取り同様のキャラクター侵害訴訟を起こしている。当時、「ブルース・リー」を世界的なブランドにすべく、アメリカで父の映画やキャラクターの所有権を相次ぎ買い戻していた李さんは、「真功夫」がブルース・リーそっくりの姿を商標としたことでブルース・リーがCMタレントとなったかのように思われる、と見なしている。
(中国経済新聞)