次期国連事務次長に中国のベテラン外交官、李軍華氏が決定

2022/07/28 14:00

アントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)国連事務総長は7月26日、中国の劉振民氏の後任として、中国のベテラン外交官である李軍華氏を次期国連経済社会局事務次長とすることを発表した。

李氏は、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で国際公共政策の修士号を取得し、現在、中国の駐イタリアおよび駐サンマリノ特命全権大使を務めている。それ以前は、2013年から2019年まで中国外交部国際局局長を務めた。李氏は1985年に外交部に入省し、駐ミャンマー中国特命全権大使(2010-2012)、国際局副局長(2008-2010)、中国常駐国際連合代表団政治事務担当公使参事官(2003-2008)、国際連合事務局大会・安全保障理事会事務局長(2001-2003)等を務めた。

国連経済社会局は、その業務の一環として、国連加盟国の委任を受け、主要な国際会議やサミットに積極的に貢献し、各国が共通の認識を見出し、断固とした行動を取ることを支援している。また、国連の「シンクタンク」でもあり、経済、社会、環境に関する幅広いデータや統計を作成、分析、編集し、加盟国やその他のステークホルダーがトレンドや政策オプションを評価する際に情報の提供や助言をしている。

(中国経済新聞)