陸昊氏が国務院発展研究センター書記に異動

2022/06/27 10:00

中央委員を2回務めた陸昊氏(55)は、4年余り自然資源部部長を務めた後、国務院発展研究センターのトップである書記に任命された。

陸氏は40歳で国務院最年少の部長に就任し、その経歴は常に好意的に見られてきたが、今回思いがけず経済研究業務へ移ることになった。

陸氏は、2008年、中国共産主義青年団中央委員会第一書記、2013年黒竜江省省長、2018年自然資源部部長、2022年国務院発展研究センター書記と、この14年間で4度目の正省部級の役職就任となった。

現在、国務院発展研究センターには王安順副主任もいる。 王氏は2013年から2016年まで北京市長を務め、第17期中央委員会補欠委員、第18期中央委員会委員を務めている。

上海出身の陸氏は現在55歳。1967年6月、西安の知識人の家庭に生まれ、1985年、18歳で入党、文化大革命後、西安で最初で唯一の中高生として党員になった。陸氏は18歳で北京大学に推薦入学、19歳で北京大学学生会主席に立候補、28歳で国有企業の工場長、32歳で正廳級、35歳で副省級、40歳で正部級、45歳で省長、51歳で国務院組成部門のトップとなり、第18・19期中央委員会委員であった。

陸氏は北京大学経済学院で学び、その後同大学で修士号を取得した。陸氏の指導教官であった厲以寧氏は、李克強総理や李源潮氏(前国家副主席)の大学院での指導教官でもある。

李克強氏と李源潮氏は共に中国共産主義青年団中央委員会第一書記を務め、胡錦濤前国家主席は彼らの政治的な兄というのが一般的な認識である。

(中国経済新聞)