9月12日、中国商務省の報道官は談話を発表し、中米両国が9月14日からスペインで会談を開催することを明らかにした。この会談は、両国間の貿易摩擦を緩和するための重要な一歩として注目を集めている。
商務省の報道官は、記者からの質問に対し、次のように答えた。米側からの情報によると、米財務長官のベセンスタイン氏が近日中にスペイン・マドリードで中国国務院副総理の何立峰氏と会談を行う予定だというが、この情報を商務省で確認できるか、という問い合わせだった。これに対し、報道官は「中米両国間の合意に基づき、中共中央政治局委員で国務院副総理の何立峰氏が9月14日から17日まで代表団を率いてスペインを訪問し、米側と会談を行う」と確認した。
会談では、米国の単独的な関税措置の濫用、輸出規制の乱用、そしてTikTokをめぐる貿易問題などが主要な議題となる見込みだ。これらの問題は、両国間の経済関係に長年影を落としており、特にTikTokの運営をめぐる米国の規制強化は、技術輸出とデータセキュリティの観点から国際的な議論を呼んでいる。
(中国経済新聞)