四川省カンゼを旅するドキュメンタリー「尋真の地」が7月29日に発表

2025/08/1 12:30

7月29日、四川省カンゼ州の中国共産党委員会、人民政府、動画サイトのYouku、四川小馬少年伝媒スタジオの共同制作によるドキュメンタリー番組「尋真の地」が正式発表された。丁真さんが出身地のカンゼ州を旅するもので、Youkuの人文チャンネルで間もなく配信される。ゲストと共に7つのルートで州内18の県(市)を巡り、四川省西部の自然の美しい風景や人間味を本人のアングルから描いており、現地の風土や文化をじっくりと堪能して地方振興を後押するものである。

故郷で5年間の成長を振り返る――丁真さん、友人とともにカンゼをゆく

2020年、当時19歳だった丁さんは10数秒の短い動画がきっかけでネットの人気者となり、運命が大きく動き始めた。画面に映った純朴な顔立ちと優しい笑顔が多くの人々に「地元チベット族の『スイート&ワイルド』な少年」との印象を与えたことで、地元を離れてより豊かな人生を歩む機会を手にした。本人いわく「まるで短編ドラマのように『別の時代に生まれ変わった』ような不思議な体験」であった。

丁さんはこの5年間で、多くの番組やステージに登場し、「ネットの思わぬ人気者」から「自らスクリーンに立つ」存在となり、歌手、俳優、バラエティタレントなど様々な役柄を演じ、「四川省観光アンバサダー」にも選ばれた。そして今回、再びカンゼに戻り、新旧の友人とともに18の県の風景や文化を味わった。

今日公開されたプロモーションビデオでは、カンゼの雪山と草原の間で丁さんがチベット族の伝統衣装をまとい、駿馬にまたがり、地元・理塘の少年に立ち帰って自ら人生を語って、視聴者も思いを巡らせる。居場所も自分自身も取り戻し、変わらぬ純真な心に応える。この撮影は丁さん個人を収めただけでなく、番組を通じてカンゼの文化や自然、「農業・文化・観光の一体化」という地方振興の生きたモデルを多くの人に伝えるものである。

(中国経済新聞)