中国で大ヒット中の映画「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」について、灯塔専業版は2月11日、最終的な興行収入を145.28億元(約3050億円)と予測したほか、猫眼専業版のデータでは同じく142.57億元(約2993億円)とし、世界のアニメ映画ランキングで7位に食い込むと予測している。
「哪吒2」の配給会社である光線伝媒(300251.SZ)は、株価が5営業日連続で上昇している。2月11日10時49分現在で15.46%値上がりし19.34元/株となり、一時は2011年の上場以来最高値となる19.58元/株にも達した。同社はこの日の時価総額が567億元(約1.19兆億円)となっている。
映画の大ブームが続く中、関連グッズも人気を集めている。「湖南日報」によると、「哪吒2」の3Dプラスチック食品系玩具メーカーとして唯一IP認定を受けている「桑尼森迪玩具製造」は今、哪吒関連の人形をフルスピードで生産しているという。
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湖南桑尼森迪玩具製造で生産された「哪吒」関連グッズ
桑尼森迪によると、現在、中国全土の生産拠点5か所で計40本あるラインのうち、60%を哪吒関連グッズの生産に当てているという。今は1日に最大で40万個を生産し、そのうち哪吒のものが半分を占めており、「生産量を確保するために毎日戦争状態だ」とのことである。
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先ごろはポップマートで、フィギュアのブラインドボックスが各地で品切れとなり、値段もそれまでの552元からに871元にはね上がった。多くの店で「哪吒2」の「天生羈絆(前世からの絆)」シリーズのブラインドボックスが完売となっている。
(中国経済新聞)