浙江省杭州市西湖区の団地「緑城西渓世紀中心」で8月12日、警備員と飲食配達員の間でトラブルが発生し、これにより現地に配達員が集まった警備の態度に対し抗議をした。
ネットの動画を見ると、12日午後、この団地の入り口で配達員が警備員に対して謝罪を求めている。動画を撮影した人によると、「8月12日、配達員がこのマンションに弁当を届けようとした際、川沿いに道がなかったので植え込みを步いていき、誤って柵にぶつかってしまった。それを見た警備員は、配達員の電動バイクのキーを抜き、200元(約4118円)を弁償するように言った。配達員は結局、ひざまずいてバイクを取り戻した」とのことである。
この団地は公開情報によると、一部が住宅兼用である高級オフィスビルで、管理会社は香港で上場している「緑城服務」、建設会社は浙江愛茵霍芬置業である。
この件を受け、団地での宅配便やデリバリーなど来訪者に対する管理会社の対応方法について議論が湧いている。安全面と効率の両立や、住民の感情と来訪者の気持ちのバランスについて検討が必要と思われている。
(中国経済新聞)