シャオミ、第1四半期は純利益1407億円

2024/05/28 07:30

中国のスマートフォン大手「シャオミ・グループ」は第1四半期、売上高は前年同期比27%増の755.1億元(約1.64兆円)で、51.3億元(約1112億円)と予想されていた調整後の純利益は64.9億元で同じく100.8%の増加であった。売上高のうちスマホ関連事業は32.9%増の465億元(約1.01兆円)で、全世界の出荷台数は33.7%増の40.6百万台となっている。

注目された自動車事業について、「SU7」シリーズの販売台数は2024年4月30日現在88063台で、5月15日現在の新車納入台数は10000台となっている。シャオミは、「われわれの目標は2024年6月に月間納入台数を10,000台以上とすること」と表明している。また、2024年末には46の都市で計219の販売店を備えるほか、サービスセンターを86都市で計143か所設け、中国本土のすべての省(自治区・直轄市)に立地する予定という。

シャオミの決算報告では、スマホ事業の第1四半期の売上高は前年比32.9%増の465億元(約1.01兆円)で、世界の出荷台数は33.7%増の4060万台であった。シャオミによおると、「中国本土で、5,000–6,000元(約10.8万~13.0万円)クラスでの市場シェアが前年同期より5.8ポイント増えて10.1%となった」と表明している。

調査会社Canalysによると、第1四半期の全世界のスマホ出荷台数は前年同期より9.8%増えている。この中でシャオミは3位で、全体の13.8%を占めている。

またシャオミの決算では、IoT、一般消費財の売上高が前年比21.0%増の204億元(約4422億円)で、市場予測の196.6億元(約4262億円)を上回った。去年同期15.7%だった利益率は19.9%に伸びている。

(中国経済新聞)