中国とシンガポール、ビザ相互免除 2月9日から

2024/01/26 09:38

2024年1月25日、中国政府とシンガポール政府は北京で、一般旅券所持者の相互ビザ免除を可能にする重要な協定に調印した。 この協定は、2024年2月9日(旧暦の大晦日)から発効し、双方の国民が観光、家族訪問、商用、その他の個人的な用件で、最長30日間の滞在であればビザなしで相互の国に入国できるようになる。

この決定はすぐに旅行市場で話題を呼んだ。オンライン旅行プラットフォームでは、シンガポールの検索数が大幅に増加。Ctripのプラットフォームでは、発表から10分以内にシンガポールへの検索が前年比30%以上増加し、その後も上昇を続けた。同様に、中国に対する検索も大幅に増加しており、Trip.comのデータによると、2024年1月以降、シンガポール人旅行者による中国旅行商品の検索数は前年同月比20%以上、予約件数は同66%増加している。シンガポールは、来る春節休暇中の中国人観光客にとって人気のある旅行先のひとつとなっている。Ctripのデータによると、1月24日現在、2024年春節期間中のシンガポール旅行の注文数は、昨年の14倍以上に増加している。

Ctripはまた、ビザ免除が始まる2月9日に、ビザなし観光客の第一陣としてシンガポールに渡航させる予定だ。同程旅行のデータによると、ニュースが発表されてから30分以内に、シンガポール関連の検索数は前年比340%上昇し、春節休暇中のシンガポール発着の航空券の検索は5倍以上に上昇した。 現在、シンガポールに最も興味を持っている観光客は、主に広東省、江蘇省、上海市、山東省、浙江省などの沿岸部の省・市から訪れている。

同程研究院は、シンガポールは中国で人気のあるアウトバウンド旅行先の一つであり、ビザ免除政策は両国間の観光の発展をさらに促進すると指摘した。

「シンガポール、マレーシア、タイ」(Singapore, Malaysia, Thailand)は現在、中国人観光客のビザがすべて免除されており、中国人観光客のシンガポールと東南アジアへの将来はより便利になる。

(中国経済新聞)