中国、2023年の出生数902万人

2024/01/20 20:30

中国国務院新聞弁公室は1月17日に開いた記者会見で、中国国家統計局の康義局長は、「2023年末の中国の国民人口(中央政府直轄の31省・自治区・市の人口と現役軍人を含み、香港・マカオ・台湾の住民と中央政府直轄の31省・自治区・市に居住する外国人を除く)が14万967万人になった」と紹介した。

男女構成を見ると、男性人口は7億2,032万人、女性人口は6億8,935人で、男性が女性より3,097万人多く、総人口の男女比は104.49(女性を100とする)となった。

年齢構成では、16歳から59歳までの生産年齢人口は8億6,481万人で、中国全人口の61.3%を占める。60歳以上の人口は2億9,697万人で、中国全人口の21.1%を占め、そのうち65歳以上の人口は2億1,676万人で、中国全人口の15.4%を占める。

都市と農村の構成では、都市部の居住人口は9億3,267万人で、前年末比1,196万人の増加。農村の居住人口は4億7,700万人で、1,404万人の減少で、中国の全国人口に占める都市人口の割合(都市化率)は66.16%で、前年末比0.94%の増加となった。

中国国務院発展研究センターが発表した『中国発展報告2023』よると、過去12年間で、中国は生産年齢人口のピークと総人口のピークという2つの大きな転換点を迎えた。そして、ピークに達している中国の総人口は、今後、長期にわたって減少傾向が続くだろうとしている。

また報告書は、中国の人口減少は急速な経済・社会発展の結果だが、工業化のスピードが速まったため、人口減少の時期も早まることになったとしている。中国の総人口は、2035年までに約14億人、2050年までに約13億人になると各機関は予想している。

(中国経済新聞)