ロシアのメディアによると、中国はロシアとともに、最東北の黒竜江省を経済、科学技術開発、国防の主要都市にすることを計画している。
黒竜江省の省都ハルビンを中心とする新たな経済特区は、ロシア・極東開発の中枢としての役割も果たす。中露協力における前例のない革新的な試みであり、中国がロシア極東の特定地域を100年間管理するという取り決めも承認された。
ロシアのメディアによると、ロシア下院は、中国が100年にわたってロシア極東を管理する案を承認した。同案では、ハルビンに中露管理委員会を設置し、関連活動を監督する計画で、黒竜江省の戸籍を持つ人が指定されたロシア極東地域に出入りし、そこに定住することを認める。また新しい黒龍江経済特区は独自の関税区を持ち、輸入税は課されない。
今後10年間で、中国は約10兆元(約205兆2600億円)の予算を編成し、その半分がハルビンの収入となり、地位が向上すると予想される。北京、上海、深センの有名大学や主要ハイテク研究機関、企業はハルビンに移転するか、支店を設立し、ハルビン市は株式市場や商品先物市場も設立する予定だ。
(中国経済新聞)