バイトダンスの張一鳴(ジャン・イーミン)氏が世界一の富豪になるのではと中国で話題

2023/11/26 08:30

張一鳴(ジャン・イーミン)氏が世界一位の富豪になるのではと中国で話題となっている。

中国メディアは、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営するバイトダンス(字節跳動科技)の創業者である張一鳴氏が、中国国内の億万長者リストで5位にランクイン。現在、総資産は2450億元(約5兆1100億円)だが、バイトダンスが上場すれば、張氏が中国一の富豪になる可能性があると報じている。

バイトダンスの今年上半期の売上高は410億ドル(約6兆1100億円)で、テンセントとの差を広げている。人民元に換算すると、仮に2023年下半期の業績が2022年に比べてゼロ成長であったとしても、バイトダンスの年間売上高は7830億元(約16兆3500億円)に達し、1日あたり最低21億元(約438億円)となる。

同時に、バイトダンスが運営するTikTokは、昨年の月間利用者数が14億人に上り、今年は18億人を超えると予想される。米国はTikTokの利用者数で世界一となっており、1億5000万人以上の利用者がいる。

毎月の利用者数は急増し続けているが、Tik Tokは海外でのビジネスにおいて中国国内よりもはるかに慎重な姿勢を見せている。バイトダンスの海外事業における売上高はグループ全体の20%で、その中でも米国における広告収入に占めるGoogleやFacebookの割合は半分以下にまで減少している。しかし、今後バイトダンスが力を入れれば、海外での広告収入は更に増えるとされている。

また、昨年のフォーブス世界長者番付における張氏の資産価値500億米ドル(約7兆4600億円)は、主に張氏の持ち株比率約20%とバイトダンスの評価額2000億米ドル(約29兆8300億円)に依拠している。

現在、バイトダンスのユーザー規模や業績収入は、メタと比較できるまでに達しており、メタの最新時価総額は約8550億米ドル(約127兆5200億円)。今後バイトダンスが上場すれば、張氏は1700億米ドル(約25兆3500億円)以上の資産を持つことになり、それは1兆2000億元(約25兆円)になると予想されている。

今後、張氏は中国一の富豪となり、アマゾンのジェフ・ベゾス氏やテスラのイーロン・マスク氏を抜いて、世界一の富豪となる可能性さえある。

(中国経済新聞)