11月21日の中国外務省の定例記者会見で、「ノーボスチ(RIA)によると、アルゼンチンのハビエル・ミレイ次期大統領の外交顧問であるモンディーノ氏が20日のインタビューで、中国との貿易を支持し促進するかと聞かれた際に『中国政府との関係を断絶する』と述べた。これに対してどうコメントするか」との質問が出た
毛寧報道官はこれに対し、「私の知る限り、質問の内容とRIAのホームページに掲載されたインタビューの内容に食い違いがある」と述べた。
毛報道官によると、モンディーノ氏は取材で、「ミレイ次期大統領の外交政策が誤解されている。外交関係を断絶することで経済協力を深められる国などどこにもなく、アルゼンチンが中国やブラジルなどの大国と断交すれば、それは外交の過ちだ。中国はアルゼンチンの大切な貿易相手先であり、次期政権も経済関係を中心に中国との関係を重視する」と述べたという。
毛報道官は、「アルゼンチンとは良好な関係を維持しており、中国はアルゼンチンにとって2番目の貿易相手国で、農産物の最大の輸出先となっている。両国経済の相互補完性は強く、協力のポテンシャルは大きい。中国は引き続きアルゼンチンと共に努力し、関係を安定させ長期的に発展させていく」と述べている。
(中国経済新聞)