中国メディアは先日、インフルエンサーの李佳琦(リー・ジャーチー)が中国最大のEC商戦「ダブルイレブン(独身の日セール)」での生配信で、控えめに見積もっても売上高が250億元(約5,197億円)を超えたと報じた。業界の20%の手数料率に基づくと、李佳琦は個人で50億元(約1041億円)近くを稼いだことになり、この数字は月給4000元(約8万3300円)の人が、10万年間飲まず食わずで貯金した場合の金額に匹敵する。
しかし、ダブルイレブンでの利益が250億元以上という噂に対して、李佳琦のチームは、「それはナンセンスであり、事実ではない」と回答。李佳琦の所属する美腕団隊(Meiwan)は、「データは捏造であり、事実無根である。ダブルイレブンの領収書とデータの統計はまだ終わっておらず、李佳琦のグループはデータを公開したことがない」と回答した。
報道によると、ダブルイレブン先行販売初日の10月25日、李佳琦のライブルームには約400点の商品が陳列され、単価は数十元から数万元(数千円から数十万円)。各商品ページの販売価格と売上データに基づく速報統計によると、ライブ配信中のGMV(流通取引総額)は95億元(約1977億円)で、昨年の215億元(約4475億円)に比べ半減した。試算によれば、売上が伸び悩んだ場合でも、今年は少なくとも数百億ドル(約2000億円)の売上に到達するとされている。
(中国経済新聞)