2023年の夏季シーズン(7月~8月)、航空業界では1日における旅客数が過去最高を記録した。
今年の夏期シーズン中、吉祥航空は合計2万2000便以上を運航し、2019年比で20%以上増加。そのうち国内線の運航便数は19年同期を約30%上回り、国際線・国内線の運航便数は19年同期も約70%まで回復。同期間の総旅客数は19年同期を約30%上回る400万人近くに達し、1日の平均旅客数は7万人近くと会社設立以来、過去最高を記録した。
また吉祥航空では、輸送能力を向上させるため夏季シーズンに2機の新型エアバスA321neoを導入、保有する旅客機は92機に増加した。
7月1日から8月31日まで、中国東方航空とその子会社は合計18万800便を運航、座席数は3064万9,600、累計2,391万人の旅客を輸送した。東方航空だけでは、2019年同期比で12.9%増の16万7300便を運航し、7.83%増の2171万人の旅客を輸送した。国内路線では、上海から新疆の伊寧、アルタイ、ボーレの新路線を開設し、敦煌へのフライト密度を高めた。上海-北京、上海-広州、西安-大興は東方航空の中でも人気の路線となっており、高い搭乗率を維持している。
今年の夏は海外旅行へ出かける人も多く、旅行先としてシンガポール、プーケット、バンコク、シドニーが人気。東方航空では、上海-ロサンゼルス、西安-ドバイ、西安-シドニーへのフライトを再開したほか、北京大興-シンガポール、昆明-ネパール・カトマンズ、昆明-ラオス・ルアンパバーン、合肥-シンガポールといった新路線を開設した。
(中国経済新聞)