中国、端午節連休の映画興収は2019年を上回る180億円

2023/06/27 08:30

中国のデータアプリ「灯塔専業版」によると、2023年の旧暦の端午節(6月22日-6月24日)連休における興行収入は、6月24日21時現在で8.94億元(約178億円)であり、2018年の9.12億元に次ぐ金額となった。今年は観客数がのべ2210.2万人、上映回数は128.2万回となっている。

興収の上位3作品は、「消失的她」が4.96億元(約98.7億円)、「ウォ・アイ・ニー」が1.04億元(約20.7億円)、「トランスフォーマー/ビースト覚醒」が0.82億元(約16.3億円)となっている。

この中で、サスペンス映画の「消失的她」が優れた出来栄えで興収全体の半分以上を稼いだ。夫婦である何非(チュー・イーロン)と李木子(ジャニス・マン)が結婚記念の旅に出るも、李木子が行方不明となり、何非が探したが見つからない。そこへ李木子が姿を現したが、何非は「この女性は妻ではない」と言い張る。そこへ腕利き弁護士の陳麦(ニー・ニー)が登場し、スリルに満ちた事件の中から次々とナゾが暴かれてゆく。

監修は陳思誠氏で、崔睿氏と劉翔氏がメガホンを執り、チュー・イーロン、ニー・ニー、ジャニス・マン、ドゥー・ジァンなどがキャストを務めた。強力な制作スタッフをバックに十分なクオリティーが確保され、キャストの見事な演技力もハイライトになっている。

(中国経済新聞)