中国工業情報化部の微博(ウェイボー)公式アカウントによると、5月17日に安徽省合肥市で開催された世界電信・情報社会大会において、中国大手携帯キャリアの中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電が共同で、世界初となる事業者間ローミングの試験的商用化を開始すると発表した。
事業者間ローミングとは、契約する事業者の5Gネットワークが使用できなくなった場合、契約以外の事業者の5Gネットワークを利用して5Gサービスを使えるようにする仕組みのことをいう。
中国移動、中国電信、中国聯通は21日、4月の事業データを発表し、中国移動の4月時点の累計契約者数は9億8278万人で、そのうち4月の新規契約者数は2万5000人だった。また5Gパッケージの契約者数は6億9900万人近くとなり、5Gの普及率は70%に達している。中国電信の累計契約者数は4億人、4月の新規契約者数は149万人だった。そのうち5Gパッケージの新規契約者数は402万人で、5Gの普及率は72%に達している。中国聯通の累計契約者数は9億895万人で、そのうち5Gパッケージの契約者数は2億2703万人に達している。
(中国経済新聞)